参考文献の書き方は論文誌や国際会議によってかなり異なるので,一概にこれが正解とは言えないのですが,必要な情報というのは大体決まっています.具体的なフォーマットの指定がなされていない場合,とりあえず以下のような書き方でそろえてみましょう.
国際会議の場合は,順に,著者,タイトル,掲載プロシーディングス名,ページ,出版社,開催地,開催年を並べます.英語の場合,著者が2人の場合はA and Bとし,3人以上の場合はA, B, and Cとします.プロシーディングス名は,Proceedings of の後に会議名を書けばよいです.また,複数ページの論文は「pp.」,1ページの論文は「p.」の後にページを書きます.大抵のフォーマットでは,最後にピリオドがつきます.また,英語の場合はすべて半角で書くことを忘れずに.
国内会議の場合もほとんど同じです.著者名はすべて全角のコンマで並べます.プロシーディングス名は,「情報処理学会全国大会講演論文集」のようになります(in Proceedingsは付けません).基本的に記号は全角ですが,英略語の後のピリオドは半角のほうが良いでしょう.
雑誌掲載論文の場合は,著者名,タイトル,論文誌名,巻(ボリューム),号(ナンバー),ページ,出版社,年を並べます.注意事項は英語の場合とほぼ同じです.
和文の場合も同様です.
基本的に,参考文献リストには,読者がその論文を参照するのに十分な情報が含まれている必要があるということを覚えておいてください.
ネットで検索して見つけた情報や,オンラインでしか公表されていない文献を参照するときは,著者とページタイトル,URI,参照した日付を書くようにします.
自動的にURIにリンクが付くときは,リンクを削除したほうが印刷したときに見やすいと思います.また,URIは見やすいように等幅フォント(Courier New等)に変えると良いでしょう.